琵琶湖は日本最大の湖であり、その広大な水域と豊富な自然環境がバス釣りの愛好者にとって理想的なスポットです。
特におかっぱり(岸釣り)は、ボートを使用しないため手軽で、多くの釣り人に人気があります。
琵琶湖の中でも、バス釣りを楽しむことができるおすすめのポイントをいくつか紹介し、それぞれの特徴や釣り方、注意点について詳しく解説します。
・琵琶湖に生息するバスの特徴
・おかっぱりできる場所(ポイント)
・琵琶湖での釣りの注意点やマナー
・おかっぱりでの釣り方
琵琶湖の基本情報とバスの特徴
琵琶湖は滋賀県に位置し、面積は約670平方キロメートルにも及びます。この湖にはブラックバスをはじめとする多種多様な魚種が生息しており、特にバス釣りは日本全国からの釣り人が訪れる人気の釣り種目です。
ブラックバスは、主にオオクチバス(ラージマウスバス)とコクチバス(スモールマウスバス)の2種類が生息しており、それぞれの特徴に応じた釣り方が必要です。
オオクチバス(ラージマウスバス)
オオクチバスは、琵琶湖全域に広がり、岸際のカバーや水草、岩場を好んで生息します。比較的大型に成長するため、重量感のあるファイトが楽しめるのが特徴です。
コクチバス(スモールマウスバス)
コクチバスは、主に琵琶湖の北湖に多く見られ、深場や岩場を好みます。
サイズはオオクチバスに比べると小型ですが、そのスピーディなファイトと、強力な引きで人気があります。
琵琶湖は南湖と北湖に大きく分けられ、南湖は浅瀬が広がり、都市部に近いためアクセスが良く、多くの釣り人が集まるポイントが点在しています。
対して北湖は深場が多く、自然が豊富なエリアが広がっており、比較的静かな環境で釣りを楽しむことができます。
バス釣り 琵琶湖のおかっぱりポイント8選
南湖のおかっぱりポイント
- 矢橋帰帆島(やばせきはんとう)
- 場所: 滋賀県草津市
- 特徴: 南湖に位置する広い公園で、車でアクセスが容易です。水深が浅く、岸沿いに広がる水草エリアがバスの隠れ場所となっています。釣り場は広いため、プレッシャーが比較的少ないのも魅力です。
- 攻略法: ワームやシャッドテール系ルアーを使い、水草の間をゆっくり引く釣り方が有効です。春から夏にかけてのスポーニングシーズンには、岸近くでバスが産卵行動を行うため、そのタイミングを狙うと良い釣果が期待できます。
- 柳が崎湖畔公園
- 場所: 滋賀県大津市
- 特徴: 大津市にある湖畔公園で、アクセスが良く、駐車場も完備されています。比較的穏やかな水面が広がっており、初心者にも安心して釣りが楽しめる場所です。
- 攻略法: フィネスなアプローチが効果的です。プレッシャーが高いため、小型のワームやミノーを使用し、ゆっくりとしたアクションで魚を誘いましょう。
- 瀬田川洗堰(せたがわあらいぜき)
- 場所: 滋賀県大津市
- 特徴: 琵琶湖から唯一流れ出る瀬田川の河口に位置する洗堰は、年間を通してバスが集まる人気スポットです。川の流れが強くなる場所もあるため、酸素が豊富でバスが元気よく活動しています。
- 攻略法: 流れの速いエリアでは、スピナーベイトやクランクベイトなどの巻き物系ルアーを使った釣り方が効果的です。深い場所では、ダウンショットリグなどを使って底を探ると、大型のバスが狙えます。
- 湖岸緑地 南船場エリア
- 場所: 滋賀県草津市
- 特徴: 駐車場やトイレも整備された湖岸緑地で、手軽におかっぱりを楽しむことができます。水深が浅く、春から夏にかけては水草エリアに多くのバスが集まります。
- 攻略法: シャローエリアでの釣りが中心となるため、軽めのルアーやトップウォーターを使った釣り方が有効です。特に夕方の時間帯はバスの活性が高く、バイトのチャンスが増えます。
北湖のおかっぱりポイント
- 木浜エリア
- 場所: 滋賀県守山市
- 特徴: 北湖のフラットエリアで、おかっぱりからでも十分に遠投ができる開けたポイントです。春先には浅瀬にバスが集まりやすく、良い釣果が期待できます。
- 攻略法: 遠投ができるスイムベイトやシャッドテールを使用して広範囲を探る釣りが効果的です。春から初夏にかけては、スポーニングを意識したバスが接岸するため、岸際を狙った釣りが特に有効です。
- 長浜港周辺
- 場所: 滋賀県長浜市
- 特徴: 北湖の代表的なポイントの一つで、特にコクチバスが多く生息しています。港周辺の護岸や堤防からの釣りが楽しめ、深場が近いので大型のバスを狙いやすい場所です。
- 攻略法: ディープエリアを狙うためにメタルジグやディープクランクベイトが有効です。特に冬場は、バスが深場に潜むことが多いため、ボトム付近を探る釣り方が効果的です。
- 余呉湖周辺
- 場所: 滋賀県長浜市
- 特徴: 余呉湖は琵琶湖から離れた北湖のさらに北部にある小さな湖ですが、自然に囲まれた静かな場所で、釣りのスポットとして人気があります。バスが豊富に生息しており、初心者にも釣りやすい環境です。
- 攻略法: シャローエリアが中心となるため、軽めのワームやトップウォータープラグでバスを誘うのが効果的です。特に早朝や夕方のタイミングはバスの活性が上がるため、トップウォーターでのバイトが期待できます。
- 大浦川河口エリア
- 場所: 滋賀県高島市
- 特徴: 北湖の大浦川が琵琶湖に注ぎ込む河口周辺は、バス釣りのメッカとも言えるスポットです。河川からの流れがバスを引き寄せるため、年間を通じて良い釣果が期待できる場所です。
- 攻略法: 河口周辺では、流れが緩やかなエリアを見つけてワームやクランクベイトを使った釣りが有効です。河川の影響を受けるため、流れの変化を読みながらバスが潜んでいる場所を見つけることが重要です。
おかっぱり釣りの注意点とマナー
琵琶湖でのバス釣りを楽しむ際には、以下の点に注意して釣りを行うことが重要です。
- 釣り場のマナー: 琵琶湖周辺は観光地や公共の公園が多く、他の利用者も多く訪れます。釣り糸やゴミをそのままにせず、持ち帰ることがマナーの基本です。また、他の釣り人との間隔を保ち、譲り合いの精神で釣りを楽しみましょう。
- ライフジャケットの着用: 湖岸での釣りでも、特に波が高い日や、足場が不安定な場所ではライフジャケットを着用することを推奨します。
- 環境保護の意識: 琵琶湖は自然豊かな環境を守るための規制があり、外来種の持ち出しや放流は法律で禁止されています。ブラックバスは外来魚ですが、釣
りを楽しむ際には正しいキャッチ&リリースの方法を守り、自然環境を守る意識を持ちましょう。
バス釣り 琵琶湖のおかっぱりポイント:まとめ
琵琶湖は広大な釣り場が点在し、おかっぱりでのバス釣りを楽しむことができるスポットが豊富です。
南湖のアクセスしやすいポイントや、北湖の自然豊かな場所まで、さまざまなシチュエーションで釣りが楽しめます。
各ポイントでの特徴を理解し、適切な釣り方を選ぶことで、ブラックバスとのエキサイティングなファイトを満喫できるでしょう。
また、マナーや環境保護にも配慮しつつ、琵琶湖でのバス釣りを存分に楽しんでください。