現在日本国内に繁殖している嫌われ者の外来魚「ブルーギル」は、1960年に米シカゴ市長から天皇陛下に贈られた15匹の子孫ということが、三重大学生物資源学部の河村功一准教授によるDNA分析によってわかったようです。
なぜ天皇陛下に贈られた子孫とわかったのか?
どのようにして天皇陛下に贈られた子孫とわかったのかというと、まず日本全国56地点で1398匹のDNAを採取され、そして原産地・米国の13地点でも計319匹を採取し、ミトコンドリアDNAの塩基配列を解析したようです。
その結果1960年に天皇陛下に贈られたブルーギルの捕獲地、アイオワ州グッテンベルグでのブルーギルとのDNAが一致したようですね。
ブルーギルはなんの目的で天皇陛下に贈られたの?
ブルーギルはもともと食料目的で、15匹天皇陛下に贈られたとされています。
天皇陛下の帰国と同便で持ち帰られたので、よけいに「ブルーギルは天皇陛下が持ち帰ったもの」みたいに言われているのかもしれません。
別に天皇陛下が観賞用で飼育していたとかそういうものではなく、ただその時代の食料不足を補うために日本にやってきたのです。
日本にきたブルーギルは食料増産を図る目的で繁殖
日本にきたブルーギルは水産庁淡水区水産研究所のもと繁殖され、食用として本州や四国、九州の湖に放流されました。
ですが日本人のお口には合わなかったのか、食用とされず全国各地で繁殖してしまったのです。
そして現在では日本全国で数億匹のブルーギルがいるようです。
これは誰かがブルーギルを釣って食べるのを広めないといけませんね。
僕はブルーギルの形があまり好きではないので、食べる気になれませんが・・・
ブルーギルの料理
ちなみにこちらの動画はブルーギルを釣って、フライにして食べるというもの。
生き物なんだし、駆除だけするのはなんだかかわいそうなので、こんな風に食べる人がたくさん出てくるのがいちばんいいのかもしれません。
おいしい料理や調理方法はこちらの記事で紹介しています↓↓
まとめ
ブルーギルは天皇陛下が持ち帰ってきて、繁殖してしまったと言われがちですが、まぁ天皇陛下が悪いのではなく、その時代の食糧不足という背景があり、
日本で繁殖させたけど、あまり食べる人がいなく増殖し続けてしまったとう感じですかね。
ということで「ブルーギルは釣ったら食べましょう!!」
意外と食べてみるとくせがなく、おいしいようですよ。