特定外来生物に指定されていて、一般的にはやっかいものにされているブラックバス。
日本にいる在来種を食い荒らし、生態系に害を与えると言われています。
今回はブラックバスを釣って、フライにして食べてみることにしましたよ!(笑)
もともと食用で輸入された魚なので、おいしいのは知っていたんですよね〜。
釣ったら現地で下処理
まずは現地で下処理。下処理といっても、絞めて血抜きをする程度。
尾びれを骨まで切り落とし、エラ部分を切る感じ。
絞め方や血抜きのやり方は「けんたんたい」のyoutube動画を真似しました。
クーラーボックスがあればよかったのですが、持ってなかったので今回はビニール袋に入れて持ち帰り!
ブラックバス 調理
とりあえず家に持ち帰りまな板に乗せてみると、、、、でかい!!
サイズは43センチぐらいありました。
けっこうグイグイ引いたもんなぁ〜
まずはうろこ取り。自分はペットボトルのキャップを使用。
飛び散るので、水で流しながらやるといいですよ。
鱗がはがれたので次は三枚おろしにしていきます。
まずは頭の部分にバキッと包丁を入れて半分程度切断。
あとは裏と表、内臓の部分に切れ目を入れれば、
こんな感じになって、
あとは内臓ごと引き抜くことができます。
ちなみにこのスモールマウスバスは卵もついていました。
醤油の煮付けにすると美味しいようですが、今回は初めての川魚ということでやめておきます。
お腹痛くしたらやだし(笑)
あとは見よう見まねで三枚おろし。
背骨部分の切り離しは、キッチンバサミを使うと簡単です。
なんとか三枚おろしが完成。
背骨にかなり肉が残ってしまい、かなりへたくそですが、初心者なんでしょうがないでしょ!
次におなか部分の白い油を取り除いていきます。
見た目は美味しそうですが、白い油の部分が臭くてかなりまずいらしい。
こいつを包丁であばら骨と一緒に取り除きます。
次にちあい骨をとります。
サイズの大きいバスほどちあい骨が気になるようです。
小さいバス20センチくらいのバスだったら取らないでも問題ないでしょう。
上の画像はちあい骨をとった画像。中心の細い切り身がちあい骨部分です。
次にかわ引き。これは結構難しい。
皮つきでも食べられるけど、ない方がくせがなく美味しそうだったので、皮はとることにしました。
けっきょく残った身の部分はこれだけ。
廃棄しちゃう部分はこれ。
廃棄の部分の方が多い(笑)
そしてフライにする前に食べやすい大きさにカット。
そして塩コショウを適量かけて、
天ぷら粉→卵→パン粉にくぐらせて、
油で揚げて、
はい、できあがり。
43センチのスモールマウスバスで2人前くらいの、ブラックバスフライができたでしょうか!?
盛り合わせ。
こうみると美味しそうですね。
そしてかんじんのお味の方ですが!!!
普通に美味しいです。
よくある白身魚のフライの味で、特に癖もなく、ほんと普通の白身魚のフライです(笑)
ブラックバスを食べているという感じは全くしません。
身はフワフワしていて、白身魚のフライが好きな人なら満足する味だと思います。
誰かに食べさせて、ブラックバスと当てられる人はあまりいないでしょう。
ブラックバス 料理は寄生虫に注意
ブラックバスには、アニサキスという回虫の一種が寄生することがあります。アニサキスは、生の魚に寄生している場合、人間が食べた際に健康被害を引き起こすことがあります。具体的には、腹痛や下痢、嘔吐、アレルギー反応などが報告されています。
このため、ブラックバスを調理する場合は、しっかり加熱することが大切。
加熱によってアニサキスを死滅させることができます。また、市販のブラックバスを使用する場合は、信頼できる生産者から購入し、必ず加熱処理を行うようにしましょう。
おすすめはできませんが、生のブラックバスを食べたい場合は、冷凍庫で-20℃以下で24時間以上凍らせることで、アニサキスを死滅させることができます。ただし、自宅の冷凍庫では十分な凍結ができない場合があるため、注意が必要です。
ブラックバスの料理
ブラックバスは、甘みのある白身の魚で、料理に適しています。以下に、ブラックバスを使った代表的な料理を紹介します。
- グリル:ブラックバスをグリルすると、肉厚でジューシーな仕上がりになります。塩と胡椒で味付けし、オリーブオイルで焼くだけで簡単に作れます。
- フライ:ブラックバスのフライは、サクサクの衣とジューシーな魚肉が絶妙な組み合わせです。小麦粉やパン粉、卵を使って衣をつけ、揚げれば完成です。
- ポワレ:フランス語で「軽く焼く」という意味のポワレは、バターで焼いたブラックバスを、白ワインやレモン汁でシンプルに味付けした料理です。
- カルパッチョ:ブラックバスのカルパッチョは、生の魚肉を薄くスライスした料理です。オリーブオイルやレモン汁、塩、胡椒をかけて食べます。
- 煮付け:ブラックバスを、野菜や調味料と一緒に煮込んだ料理です。味噌や酒、醤油を使った和風の煮付けや、トマトソースを使った洋風の煮込みもあります。
ブラックバスの料理をあげればきりがありませんが、とりあえずたくさん美味しく食べられる料理はあります。
以下、インスタにアップされていた料理を簡単に紹介します
スモールマウスバス スイートチリソース
スモールマウスバスを揚げて、チリソースで合えたようです。とても美味しそうです。
ブラックバス昆布じめ
自分は生でブラックバスを食べるのには少し抵抗がありますが….
味はタイとかヒラメに似ているとのこと。
ちなみに川魚に寄生している顎口虫は、-20℃で3~5日の冷凍により幼虫を殺すことができるようです。
ブラックバスの天ぷら
天ぷらといは白身魚。ブラックバスも基本は白身魚っぽい味なので、天汁つけて美味しく食べられそうです。
最後に
ブラックバスは埼玉県の条例では、リリースすら禁止になっています。
それって釣ったらその場で殺さないといけないの??ってことになりますが、
殺すなら美味しく食べてあげる方がいいと思う、自分なのでありました。